かすてらすねお。

見聞録的ななにか。

神は七日間でアプリケーションを作った。

神は七日間でアプリケーションを作った。

プログラマの腕とは、すなわちある程度の品質をクリアしたシステム開発をいかに速いスピードで完成できるかによって計られると考える。例えば経理用の業務アプリケーションを1週間でいくいくらで作ってくれと頼まれたら、1日目に経理の知識を備え、2日目にシステム設計を終え、3日目に必要な言語とフレームワークを習得し、4日目にシステムの実装を終え、5日目に仕様確認のテストを行い、6日目に実際に自分で使ってUI・UXを確認し、7日目に細かい修正を施して完成させる。神は七日間でアプリケーションを作るのである。

人間は10倍かけてアプリケーションを作る。

にんげんだもの。 みつを

とはいえ、時間という制約に縛られながら生きている私たちは、行為に時間を考慮する事が標準的である。あらゆる仕事をする上でも速さがとても重要な意味を持つ。システムエンジニアという仕事においては、依頼者から要望を引き出してシステムの要件を定義しないと、システム開発に必要な作業時間を見積もる事ができない。私たちが人間だからである。

開発効率を追求する。

人間は考える事ができる。欲求として楽を考え、その方法論を確立する。確立された方法論は”知識”として共有され、「車輪の再発明」を防ぐために”研究”コミュニティを作る。楽をするに限らず、ある体系化された知識から現実の束縛に対抗したり、分析と総合を行ったりするために発展を目指す。

プログラマの発展のベクトルのひとつは、開発効率である。神が七日間で完遂する過程をいかに倣うか、人間は考える。同じ内容の記述を集約する、記述に役割を持たせて分類するなどの努力を行う。様々な開発者のあらゆる試行錯誤によって、色々な開発手法が提案される。

設計を考えたい。

アプリケーション開発の過程は、前から後ろに対して束縛をする。すなわち、前の出来が後ろの出来に響く。すなわち、良い依頼者へのヒアリングは良い実装手段、良い実装手段は良い設計以下略。ただし、ヒアリングの良さは依頼者の満足にかかるのであり、アプリケーションとしての良し悪しは設計から響いたり、コーディングの難易度は選択した言語やフレームワークに依るように、プロセスはじっさいには階層化している。どこに注目して極めるかが、プログラマとしてのスタイルになるだろうし、あらゆる開発手法の趣旨もいずれかに重きを置いているはずだ。

ボクは設計を考えたい。ヒアリングというよりも、現実問題把握についてはあんまり注意がいっていないだけかもしれないが、それでいいと処理している。それよりも設計である。ここでこの記事は終わる。設計についてこれから深く考えようとしているからだ。この記事は設計について考えるための踏み台になってもらった。

以上