かすてらすねお。

見聞録的ななにか。

脅迫する集中力

大きな作業をするとき、頭の中に「あれやんなきゃこれやんなきゃ」っていうのがどっと湧いてパンクしそうになる時があります。で、パニック状態になって、「やばい、すぐやんなきゃ、でもやれない、やばい」みたいになるんです。

「なんねーぞ!」と思っててもなるもんはなるし、これが一度起こるだけで作業のやる気がどっと下がるし、今までに何度も悩んだので、「とりあえず忘れる」ことにしてみました。

やるべき「こと」は思い浮かんでやるべき「理由」が思い出せてないので、今手をつけてる作業を止めるのは結果的に非効率を招きます。ということすらその時には考えられないと思うので、「パニック→忘れる」で簡単に断ち切るのが一番良さそう…という結論になりました。

 

書いてて思った別の話題けど、集中力て、通常の作業に余分な力を加えてるイメージを持ってたけど、実はそんなことなくて、ただ他の作業を「しない」だけなのかもしれませんね。ですから、

  • 作業する。
  • 集中して作業する。
  • 作業に集中する。

これ全部同じ意味可能性ありますね。というのは、ただ作業をしていれば、あぁこいつ集中してんなってなりますから。集中していない作業ってそれどういう日本語が適してるんでしょう。いやもちろん、「作業に集中していない状態」はイメージできますけど、単純かそれ以上に作業をこなしている場合はすべて「作業している」で済むんじゃないですかね。「集中」が表現として過剰といいますか。

なんでこんなにムキになってるのかと言うと、普通に作業しているだけなのに作業に不足を感じることがよくあるんですよ。進捗は出てる。なのに、「集中して作業できてない」と思っちゃうんです。よくよく考えれば作業をこなせばノルマとしてはクリアなんです。それ以上の能力を要求する「集中」という言葉は、自分に対してネガティブに突きつけてくる言葉のように思えてしまいます。

「真面目に宿題やる」もそうですね。宿題やってりゃ真面目ですし、宿題した後に真面目という評価がなされるんです。「真面目」は未来の推量なんですよ。評価が行為に先行する逆立ちした表現は、あってもいいですけど、評価の先に行為がある事実を踏まえて使わないと、豊かな文章表現にならないんじゃないかなぁ。「あ、こいつ適当に真面目とか言ってんな」みたいな。もちろんそれもひとつの表現ですけど、表現にセンシティブになることで広がる文章表現ってあるんじゃないでしょうか。

作業に戻ります。