かすてらすねお。

見聞録的ななにか。

ちきりん氏と「何百人」の恐怖

「何百人」

ちきりん氏(@insideCHIKIRIN)のツイートが話題になっていた。「自分のアタマで考え」ることの意味は、初観測した高校時代からずっとわからないままだけど、それはこの人のことを蔑んでよい理由にはならないと思う。自分がちきりん氏ならああいう態度にならざるを得ないなと思うし、その態度だけをあげつらう人々を見ていると、ただ想像力の欠けているだけなら可愛いけど、ツイートひとつひとつにつくリプライを読んでいると、そういう人がリアルに何百人といるのかなぁと思うと、書きながら身震いをしてしまう。リアルにそういう態度を取るわけないやろ、という野暮なつっこみはやめてほしい。

ただ、ちきりん氏はときどき「ちょっと議論してみたいな」と思わされるつぶやきをすることがあるけど、「何百人」の中の一人として捉えられてブロックされてしまう恐怖みたいなものは確かにある。良いコミュニケーションを求めるつもりでも、それをも不可能にしてしまう状況を作り出すのはこの「何百人」の他にはいないと思う。「こいつが悪い」という他責性を「何百人」が持ち続けることでこの構造は維持と強化を繰り返すだろうし、本人に何様だと言われるかもしれないけど、ひたすらちきりん氏に同情する。

こういうことを発言して「何百人」にブロックされたり非難されたりしてもかまわないのかというと、それによって自分の正当性がたちまちにして崩れるわけではないので何の心配も要らない。むしろ、当人たちが後から恥ずかしくならないのかのほうを心配する。

でも、そういう状況のなかで、きちんとコミュニケーションを求める人をお前は見分けられるのか? と聞かれると、ちょっと自信を無くすのが本音としてはある。自分がすべてを丸く収められるくらいなら、ちきりん氏がとっくに収めているはずなので、なんらかの一石を投じられればそれでええやろ、くらいに思う。これはボクの「これくらい許して」と思う逃げの考え。

 

日記代わりに。