2018-01-01から1年間の記事一覧
こんにちは。本日は12/25ですが静大情報LT大会(メディア・文化) Advent Calendar 2018 24日目の記事です。きのう金山で飲んでたので「これはむりだな」と思いました。すみません。これは何かの準備用というかメモです。ではいきましょう。
こちらは 静大情報LT大会(メディア・文化) Advent Calendar 2018 2日目の記事です。 まず自己紹介から。 すねおと申します。学部は情報科学科で4年,プログラムはIS,大学院は2年余計に居るため大学生活8年目です。現在は情報社会学科の笹原研究室でトランス…
トランスジェンダー概念の「一般化」 お茶の水女子大学と奈良女子大学がトランスジェンダーの受け入れを発表したとする2018年7月の報道が記憶に新しい。お茶の水女子大学の室伏学長によれば*1、従来の学則で定められた「女子」という入学資格が実質「戸籍上…
うちの大学祭(静大祭in浜松)の実行委員会が、今年のテーマソングを募集するというので、これほど自己顕示欲を満たせる機会は無いと、奮って制作・応募しました。この記事では、テーマソングを作るにあたって考えたことを書き残します。 ちなみに、テーマソ…
村上春樹の寄稿(https://mainichi.jp/articles/20180729/ddm/003/040/004000c)を読んで地下鉄サリン事件に関心を持ったので『アンダーグラウンド』を入手して少しずつ読み進めている。途方もない労力をかけて「被害者」にインタビューを行って、それを村上春…
コスプレ目的で帽子の製作を考えてる時、あの帽子の正体は結局なんなんだと思ったので、ニコ百の掲示板から帽子に関するレスを抜き出して転載、整理します。なお、引用中の太字はすべて筆者のものです。 転載元:「洩矢諏訪子について語るスレ」https://dic.…
学生自主ゼミ記録 題目「お笑い」「同性愛嫌悪」から考えるネット上での ゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』の消費の問題点 日時 2018年05月24日(木) はじめに ゼミでは、まず報告者である筆者が発表資料スライドを用いて問題意識を説明し、発表内容の質疑を行っ…
※筆者は長いカタカナ語が嫌いなため、「カミングアウト」「カムアウト」を「告白」と書き表しています。 筆者は性自認やセクシュアリティの暴露(outing アウティング)を恐れていない。仮に、「○○(筆者の本名)はレズビアンだ」と告発するビラが弊学部に貼り出…
連投ツイートだと思って読んでください。 相撲協会が静岡巡業の「ちびっこ相撲」実行委員会に女児排除を指示した件で、相撲協会側が「女性が土俵に上がれない話とは別」という認識を示した話、本当に無自覚に行われる性差別が現実にあるんだなと、ぞっとしま…
この記事はキング・オブ・トーキョーを知っている人向けです。 キング・オブ・トーキョーの醍醐味は豊富なカードだと思います。プレイヤーに効果の解釈の余地を残した説明文は、まるでマジック・ザ・ギャザリングを彷彿とさせます*1。カードの説明文を上手に…
情報環境 世代の離れた大学教授と話していると、学生がネットでどのような情報行動をしているのか上手く認識出来ていないように思うことが多くなった。学生側も認識がずれていることに気づきにくいようである。自身の置かれた情報環境を自明とせず、適切な言…
この記事では、中村美亜氏が主著『心に性別はあるのか?』において論じる「心に性別はあるのか?」という問いを、中村氏の思考を追う形で紹介します。 文献と出典中村美亜『心に性別はあるのか?~性同一性障害のよりより理解とケアのために~』医療文化社、20…
先日、幣学部の岡田安功(やすのり)教授の最終講義に出席しました。「社会情報学との邂逅」と題された講義は、岡田先生が情報学に強い関心を持っていることがうかがえるものでしたが、それは自分と関心や思考を同じくするものでもあったように感じます。と…
前→(第4章)坂本佳鶴恵「ジェンダーとアイデンティティ――ゴッフマンからバトラーへ」内容まとめ次→そのうち はじめに 第11章を読もうとしたら、第5章のエスノメソドロジーの話も読んだ方がええで的なことが書いてあったので、こっちにしました。 出典江原…
前→(第1章)加藤秀一「ジェンダーと進化生物学」出典まとめ次→(第5章)山崎敬一「ジェンダーとエスノメソドロジー――『オールドミス』と『キャリアウーマン』」 出典 江原由美子・山崎敬一編『ジェンダーと社会理論』(2006, 有斐閣) 所収第4章 坂本佳鶴…
次→(第5章)坂本佳鶴恵「ジェンダーとアイデンティティ――ゴッフマンからバトラーへ」内容まとめ ここから一連の記事を書いていく動機 筆者はジェンダー論に関係するテーマに修士論文を書いていますが、社会調査および社会史的分析に比重を置いているとみら…
『女装と思想』vol.7 は、あしやまひろこ氏(@hiroko_TB)主宰のテクノコスプレ研究会が昨年の冬コミ(c93)で頒布した雑誌です。ボクは年末3日間浜松でアルバイトだったので、知り合いにお使いを頼んで入手しました。 『女装と思想』という雑誌の存在は、…
以前『「セクシュアリティ」の本質は多様性なのか?』という記事で、セクシュアリティ概念の考察にあたり植村恒一郎氏の論文を引用した。しかし、この論文においてセクシュアリティ概念がいかなるものであるかは植村氏の主要な関心ではない。つまみ食いの感…
女装という言葉は、男性が女性らしい服装を身に着ける行為として一般的に理解される。つまり、女装の主体は男性であって、見かけが女性らしいからといって女性に対して「女装している」とは用いない。 では、筆者はどうだろう。筆者は男性として生まれながら…
この記事では、性指向と性自認の双方の問題を抱える人間に固有の問題として、性別集団とのかかわりについて書きます。ただし、自分の経験しか書けないので、他の当事者の経験を知って内容を検証したいです。よろしければ、記事へのコメントや筆者のアスクエ…
ツイのフォロワーが、トイレはどうしてるのか気になるそうなので、書きます。 一人でいるときも他人といるときも、男女別トイレでは基本的に女性用トイレに入ります。自分をMTF*1だと知らない人といる場合でも、事後フォロー全然余裕だと思ってるので変わり…
「Girls Hack U 2016」はYahoo!ジャパン主催のハッカソン*1イベントで、ボクは2016年末、後輩とチームを組んでこれに参加した。この記事では、開発作業ではなくトランス女性*2の視点から書く。 *1:ハック+マラソンの造語、プログラミング開発競争 *2:トラン…
ボクは男性として生まれ、有名サックス奏者の名前をとって命名された。現代日本では男性名とされるネーミングである。仮に、ボクの好きな俳優の堺雅人から「雅人」(Masato)であるとしよう。 以前ボクがMtFと明らかにしたことから想像されるように、この「…
よく、セクシュアル・マイノリティ系の団体などのスローガンに、「セクシュアリティは虹のようなグラデーションだ」などと、セクシュアリティの多様性を説くものがある。ここで筆者は、より概念論的な説明を行うものとして、植村恒一郎(2014、p.144)の「セ…