かすてらすねお。

見聞録的ななにか。

楽×学(ラクガク)2014「音楽の未来図 ~まちのコンテクスト~」感想

行った。講座の詳細はリンク先を読んで下さい。
 
音楽関わってる人の話し方ってなんか不思議で、分からせようとするでもなく分かりやすくするでもないけど面白いんだよね。大体シンセサイザー系譜を話して、一番大事なことは最後十何分かで話してて。でも理由は分かるんだよ、2人のスピーカーが1時間半で色々な音楽背景があってなおかつ浜松のまちづくりに言及するなんて不可能だもの。議論が意味を成さないと言いたいんじゃなくて、見習わなくちゃなーと思った。

主張としてはこうだった。音楽とは楽器の楽しみであり、楽器を作る企業のある浜松は音楽の町のポテンシャルがあるけれども、楽器に出会える場が(少ないではなく)無い。作る人と演る人(作りたいという人と演りたいと思う人)の出会える場が無い。(ヤマハの技術開発者の大島治氏による紹介を踏まえつつ)VOCALOIDも技術がコアにある楽器。実際に楽器を使って面白く、楽しくするのは(聞いているこちらに語りかけて)みなさん。

話終わった後につかまえて詳しい話を伺った時に聞いたんだけど、2年前から浜松市ユネスコ創造都市ネットワークに音楽部門で加盟申請しているらしくて、それで今でも審査は進んでいなようだけれども、このまま登録されても正直浜松市民としてはすごく困るのでやめて欲しい。文化的な動態がきちんとある都市に送られるべきだと思う。
 
実はこの日、オープンソース関係のイベントに参加していて、オープンソース・ソフトウェアとオープンソース・ハードウェアの技術者が同じ場所に集まって(FABLAB浜松でググって)、協力して浜松の産業を盛り上げましょう、という話を聞いた足で楽学講座の会場に来てこの話を聞いたので、時代の流れなのかなと思った。

んでまぁ、この先仕事するなら(仕事でなくてもいいんだけど)どこかで浜松と音楽に関わりたいなって思えた。家業柄で音楽が空気と一緒みたいなところがあって、きっと誰かが浜松の音楽を支えてくれるだろう、みたいな無責任感が発生していて、あぁこれじゃイカンなって思った。それが分かっただけでも参加したかいがあったと思う。