浜松唯一の私鉄「遠州鉄道」の乗車カード「ナイスパス」の定期券を買う時に、そこに載せる名前を通称名に変更してもらったので、記録します。
自分は将来的に戸籍名を変更したくて、社会生活上で通称名に修正できるところは変えようとしています。ナイスパスの名前もそうでした。
■-- 変更までの流れ
今回行ったのは浜松駅バスターミナルの窓口で、実は2回行っています。
1回目は、待合室にある記入用紙に通称名の「咲紅」を記入したものを提出しました。
この時の定期券の名前はまだ戸籍名で、それに駅員さんが気付きます。
駅員「ご本人様であっていますか?」
自分「実はそれは通称名なんです」
駅員「ではこちらに変更しましょうか?」
自分「お願いできますか?」
駅員「かしこまりました」
という流れで、本人確認も不要ですぐに変えていただけることになりました。しかし、現金が少し足りないことに気が付いたので、すみませんまた来ますと謝って翌日再トライ。
2回目は前回とは違う駅員さんで、1回目で返してもらった記入用紙を見せて「通称名に変えて欲しい」とお願いすると、これもすんなりOKでした。本人確認も必要ありませんでした。
■-- 本人確認は不要でいい
本人確認がいらないのは驚きだったんですが、本人確認が難しいから通称名を使っている人は困っているのであって、大量の浜松市民を相手にする遠鉄さんはそのことをとっくに把握していたのかもしれませんね。
それに、ナイスパスは別に本人確認書類になるわけでもないので、必ずしも本人確認を通過した名前を載せる必要性が無いとも考えられそうですね。
不正な変更によるなりすましの可能性があると言っても、名字と名前が丸々変わるケースってそうそう無いですし、そもそも私が誰かになりすますとしてナイスパスを見せるなんて考えられませんよね。ナイスパスは本人確認書類じゃないんですから、というのはそういう話。
■-- 変更を終えて
自分の正しい名前が印字されている物を見ると嬉しくなりますし、社会的に自分の存在が名前ごと受け容れられていて、きちんと居場所が確保できているという安心感が得られました。
遠州鉄道の利用者で通称名のことで悩んでいる方は、参考にしてみてください。