2016年博麗神社例大祭↓
この記事から1年経って気が付いたらもう1着作ってた。
前置きとか要らないので写真見せながらで。
新聞プロトタイピング
型紙が自分のサイズに合うか不安な時役立つのが新聞。実家住まいなので自宅の古新聞を各パーツの型紙に沿って切って貼り合わせて、実際に自分が着用可能なサイズかどうかを確かめた。こうしてサイズを確定してから布を裁った。以下の縫い合わせ作業はすべてミシン使用した(ロックミシンではない)。
上着(紫)
型紙は『いちばんよくわかる ソーイングの基礎』(坂内鏡子、日本ヴォーグ社、2015年)の14・16共通の前身頃・後身頃LLサイズを、肩、首、脇を改造して利用。表地を「サザンクロス抜染」で縫って、裏地に「先染め綿麻Wガーゼ」を縫い合わせた。遠目に見ると絨毯っぽい。皺はご愛嬌。
上着(紫)全体
脇の下ハトメ拡大
脇の下にそれぞれ8ヵ所「ハトメ両面6mm」を打ち、張った時に等間隔で綺麗になるように長さを揃えた「江戸打紐 細」を1本ずつ取り付け。蛙の柄はタイムアウトで制作できず。
下着(白)
型紙はでぃあこす様のハイネックシャツの女性LLサイズを首、袖を改造して使用。「先染め綿麻Wガーゼ」のみで縫った。裁ちばさみで切ると糸のほつれが酷いので、じぐざぐ縫いの端処理必須。
下着(白)全体
左側の袖は半分折り畳んでいる。サイズ比がおかしいかもしれないが、左右にあるのが袖である。袖の布面積がなんと胴の2倍ある。袖の布を切ったらガーゼ布をほぼ使い切ってしまった。
上着(紫)+下着(白)
スカート(紫)
型紙はでぃあこす様のサーキュラースカート(円形スカート)を使用。「サザンクロス抜染」で縫った。ファスナーは安心と信頼のYKK製。不器用で手縫いの鍵ホックやボタンの取り付けが死ぬほど苦手なので、マジックテープで済ませた。
スカート全体
マジックテープとファスナー拡大
去年と比較
去年
今年
今年は生地にこだわって見た目の安っぽさを避けた。風通しの良い生地選びだったかは分からないが、少し生ぬるい会場で汗ばむことなく涼しく過ごすことができた。
既製品
「遠州綿紬」の草履
四季彩堂で購入。荷物の軽量化を考慮して選択。長時間履くには向かなかいが、荷物がかさばるよりはマシであったし、ドンピシャの紫があったので迷わず買った。
帽子、ストール、アームカバー
帽子はダイソー、他は四季彩堂で購入。アームカバーは腕を、ストールは首を、帽子は後ろに傾けて被ることでウィッグのうなじ側を隠す用。帽子の眼玉として、半球スチロールに色ペンで瞳を描き入れたものを瞬間接着剤と画鋲4本で固定。
着用例
ホテル自室で撮影
あとがき
去年はGWの3日間で1日1着作るという地獄のようなスケジュールで作ったんですが、今年も性懲りもなくGWのほとんどをコス作りで消化する結果に終わりました。でも、「ここはこうすると楽じゃね?」とかものづくりの感覚で頭使って考える作業はとても楽しかったです。
あと、非電源カテゴリのサークル「カレーラーメン」さんにお邪魔したとき、売り子をしていた方から、「袖からスッと紙幣が出てくると面白いですね」という超面白いアイデアを頂いたので、次回の制作ではぜひ実装したいと思います。
それから、でぃあこす様のWebサイトにつばびろ帽子の型紙を見つけたので、こちらを改造して諏訪子の帽子制作に挑戦しようと思います。編み物の帽子はやっぱりコレジャナイなぁと。
ひとまずは、今年も洩矢諏訪子になれてよかったと思います。