かすてらすねお。

見聞録的ななにか。

アスペのつらみ

アスペ治さなければよかったという話

定型発達者になろうとすると、反動でボロが出た時に「発達障害者のアスペ的な行動」が「定型発達者のアスペ的な行動」になって更につらくなるぞい!

一方、コミュニケーションのソフトウェアそのものに介入を行った自分は、ロクにリファクタリングの行き届いていないバグの頻発する人間になってしまった。

これにより、正常に喋っている途中で突然沈黙が発生したり、突然動作が止まったり、何事も無かったように話し始めるかと思えばまた止まるぞい!

 

言葉と行動

4歳頃、親の「いうことをきけ」の語句解析の失敗に始まり*1、他人は基本的に自分の意思の行き届かないところ、すなわちコミュニケーションの成立が望めない場所と判断したので、基本的に自分で情報を調達する習慣が身についた。コミュニケーションは自分とするものだった。

学校アンケート等の「身近に相談する相手がいますか?」って質問に「いない」って選択肢が無いの、マジでありえないと思ってた。

 

ともだちがほしい

世間の目もあるし、ずっと他人をシャットアウトしてるとまずい、と思い始めた時期があって、共通のプロトコルを模倣しながら、形だけでも定型発達者をロールしてみたところ、居心地の悪さとか、存在不安に襲われまくった。ロールはロールでしかなかったのだ。

現在は定型発達的な友達付き合いとかいらないから、意思伝達じゃなくて情報伝達する相手が欲しいと思ってる。たぶんそれはいわゆる友達じゃないけど、友達に準ずるもの、指向するものがいいと思ってるし、やっぱりボクはともだちがほしい。

 

この先

大学は同じプロトコルで話せる人間がそれなりにいるのでなんとかなる。

社会で生きていけないというより、生き延びていけないというが正しい。あと70年くらい生きると思うとゾッとするし、同じこと考えてるような相手とシェアハウスして社会を相手にしないヒッピー2.0的な暮らしがしたい。でもMtFだから余計にややこしくなりそう。

 

追記:本人と楽しそうに会話できている自信のある方は心配無用です

*1:「いうこと」を「きく」のはいつもやっている→今非を責められている理由が謎→「いうことをきくってどういう意味?なにすればいいの?」→深夜まで正座コース