先日の発表会所感
先日12/6(木)の『プロジェクトマネジメント』の授業は、各チームが立案したプロジェクトの詳細を説明する発表会でした。5つのチームがそれぞれ発表して、それぞれの質疑応答でそれぞれ良いところ>悪いところをコメントしました。
今週の発表を経て、だいぶ「納得を行かせるプロジェクト提案」の骨格が見えてきたんじゃないかと思います。R班では「このプロジェクトに至るシナリオ」が用いられていて、状況を想定する工夫が見られました。
で、本題ですが・・・^^;
発表会をやる意味がない
はっきり言って、あの発表会を行う意味はなくて、Webのslideshareなりfsなりにアップロードしてそれぞれ所定のコメント用テキストファイルなりシステムなりを用意してあげたほうがむちゃくちゃ効率が良いです。
もちろん、発表会を行うことは「人にものを説明する練習」になりますし、説明側と聴衆側で発生するコミュニケーションも大切です。でも、あの場ではそのコミュニケーションが致命的に欠けていると思います。
ボクの不満
一ヶ月ほど前の最初の立案発表の時は、ボクは当然の礼儀のようにばんばんコメントを入れました。その次週は寝坊してしまったため出席できず、後から友人から聞けば質疑応答はほとんど静かだったそうです。どういうことだよ。
何が言いたいかというと、せっかく説明の準備をして発表をしている人たちがいるのに、聴衆は受動的に受け流すのは、大変失礼ではありませんか?ボクがコメントすることで醸成する雰囲気に、中途半端な志の学生をフリーライドさせてしまうのが、とても残念だし、気分が悪いです。
そこで、来週は一切コメントせずに黙ろうと思います。微妙な雰囲気にどうぞ浸かってください。コメントをしないことで後悔するのは、コメントをしないあなた達です。この意味を、2年後先まで尾を引きずって考えやがれなのです。
・・・と書くと、ボクも読んだ人もとても嫌な気分なので、コメントをする意味とコツを書き留めます。
意見交換の意味
発表をする人たちは、頑張って準備をしてきます。ひとまずの発表を終えるとお疲れさまなのですが、その発表が聴衆にどのように受け止められ、感ぜられたのか。納得が行かれたのか。どのような発表方法に関心を持たれたのか。次回に引き継げるスライドはどれだったのか。発表をする人たちは、これらを知りたいはずです。
そのためには、聴衆が発表を通じた感想を述べるべきですし、聴衆以外に述べる人はいません。先生やTAがすべての正解を持っているわけではありませんから。
あと、これは意見「交換」なので、聴衆が意見を言ったら、発表者は黙って「わかりました」と言うのはやめましょう。場合によっては2,3ターンの会話になるでしょうし、それは臨機応変になされると思います。
意見を持つコツ
おおまかに、「ほめたいところ」「なおしたいところ」の2点にすると考えやすいと思います。プレゼンの観点では、「人に伝わる優しい表現手段・方法か」、プロジェクトの観点では、「みんなが幸せになれる賢い提案か」「コストや効率のいい賢い手段か」などを基準にすると考えやすいと思います。あとは、人間味を持って会話をすると、自分も相手もほっこりします。
とりあえずは以上です。
一度読んだけど読まなかったことにしようと言うのはナシですからね、IS生。