かすてらすねお。

見聞録的ななにか。

2016-10-21(金)

B3のゼミが1コマにあるので,朝7時半に起きて,30分で朝ごはんを食べた。米に五目豆と鮪の煮付け,とろろ昆布入りの味噌汁,ウィンナー3本と目玉焼き1枚にケチャップ。家を出たのは8時20分ごろで,大学に着いたのは8時40分だった。

ゼミは9時前くらいに始まった。出席の連絡をしていなかったので注意を受け,文献のコピーをして頂いた。反省。ギデンズの社会学のテキストを読みながら議論していくスタイルのようで,社会学の事例として犯罪と処罰を取り上げる節から読み始めた。前回は愛情と結婚,健康と病気まで読んだらしい。B3は4人いて,順番にひとまとまりを音読しながら,所々で自分の言葉でアウトプットする,というのを繰り返した。

その場で学んだ全ての事柄をここで書ききる時間は無いので,要点と主要な学びについて書き留める。我々の社会は絶えずミクロなレベルから変化していく過程,プロセスにある。そうした社会で生じる現象や,人々が持つ考え方を理解しながら,その社会がどのような社会であるのかについて説明を与えようとするのが社会学である。社会学を学ぶ上では,アウトプットをどのようにするかが重要であり,たとえば今日読んだ箇所を全般的に自分で説明することが必要である。ゼミでは口頭で伝え,それに対してセンセイが応答と補足を行った。同席した自分も同じく。 

社会学 第5版

社会学 第5版

 

 

これはテキストに対する文句だけど,p.15下段の次の文章が「監獄は」で始めるのには,読者にとってはいささか唐突ではないかという印象を受けた。

監獄は,人々を――その人たちの行動を管理し規律に服させる手段として――外部世界から「隔離」しておく機関を創立しようとする全般的な趨勢の一部として,発達していったのである。(太字は筆者によるもの)

『監獄の誕生』の知見を使用しているのは分かるが,日本語としては次のようにするのが自然ではないか。

人々を――その人たちの行動を管理し規律に服させる手段として――外部世界から「隔離」しておく機関を創立しようとする全般的な趨勢の一部として,発達していったのが,監獄である。(同上)

監獄の誕生―監視と処罰

監獄の誕生―監視と処罰

 

 

それで,課題が1つ出た。今起こっている現象をなんでもいいので一つ想定して,その現代的な意味付けを行うこと。自分は「貧困」でいこうと考え,さっそく佐藤寛氏の日本の貧困観に関する文献を発見したので読んだ。要約すると,歴史的に古代国家成立後の日本は農村と都市が存在し,日本の歴史的な貧困観は,①政治支配体制の変化とそれに伴う経済圏の変化,②工業化に伴う都市化の2つを主要因として変化してきた,と言えるのではないかと考える。それを踏まえて,現代がどういった変化の段階に位置するのかを,これから考察していくつもりだ。

 

自主ゼミの部屋に戻って,『虚構世界の存在論』第1章を頑張って読んだ。可能世界における作品の別のあり方,存在論を考えるために,まずは芸術,美的な対象における作品の同一性を指示の理論によっていかに同定できるのかについて,著者は現象主義の立場に共感を寄せながら形式化を行った。次章は虚構世界について本格的に議論していくそうなので,楽しみ。

虚構世界の存在論

虚構世界の存在論

 

 

課題の資料をゼミ室で読んだあと,ドブルを布教しつつ,Ra/ラーのインストプレイをした。途中,そば処林屋で夕食を挟んでからRa/ラーを23時まで2戦やった。

ドブル 日本語版

ドブル 日本語版

 

 

ラー 日本語版

ラー 日本語版

 

 

商品紹介ブログみたいになってきたけど,これは単語の同定を楽にするための読者に対する配慮だから気にしないで欲しい。

 

みんな帰宅して自主ゼミに戻ってこの日記を書いている。

 

2016-10-21(金)おわり。