かすてらすねお。

見聞録的ななにか。

2016-10-26(水)

午後11時過ぎに起きた。三度寝くらいして三種類夢を見たけど内容を忘れた。奇抜だけど物語性が薄いので,なかなか創作ネタになりそうでならないのが惜しい。ただ,当事者にとってはどのような物語の流れに位置するのかが見えていないだけで,その夢の世界を俯瞰する存在にとっては物語が見えているのかもしれない。そこに到達できれば創作者としては一流なんだろうね。『砂の女』を書いた作家の安部公房は夢で見たものをネタにしてる,っていう情報を,中学時代の国語の問題文で読んだ記憶がある。あの文章,もう一度読めないかな~。

大学へ来て自主ゼミに行くと,入り口にのれんが掛かっていた。空調の冷房が入らなくなったらしく,抗議の投書をしてやろうと思って3階に行ったが,投書箱が見当たらなかったのでとりあえず引き上げた。

ついでに置き本の本棚の様子を見に行ったので,置き本システムの活動をした。建物内の一角に本棚を設置して,不要になった本を自由に寄附したり,勝手に持ち帰ったりできるシステムである。自分の学部入学年には存在していたので,活動は7年目のはずだ。本棚の掃除と一斉入れ替えをしたいと言って,2人後輩の子に協力をお願いした。

ここ2年間の持ち帰りの様子は記録ノートの紛失により具体的にはわからなかったが,ちょくちょく覗くと微妙に中身が入れ替わっているのがわかる。人間の身体も1カ月だか3カ月だかですべての細胞が入れ替わるらしい。どちらも構成要素が入れ替わるのに,構成物自体は入れ替わらない。本棚だから当たり前やねん,という話だけど。後輩氏ありがとう~。

別の後輩氏が,喫茶店めぐりにハマっているそうだ。東京の西荻窪はカフェ激戦区だそうで,特に「どんぐり舎」というのがレトロで和洋の本がずらーっと置いてあって豆の種類もたくさんあって超おすすめらしい。マジか。東京に用事のあることは滅多にないけど,新宿から簡単に行けるというので,余裕のあるときは行ってみようと思う。情報サンキュー後輩氏。

それから,また別の後輩氏が,浜松中心街北部の「ゆりの木通り ちょっと一息マップ」を持ってきてくれた。珈琲研究会の活動用に1部欲しいと思ってたけど手に入らなかったので,感謝。

 そのあとは同窓会イベントのメール返信なり作業なりをした。

 

以下,観たアニメについてつらつら。

終末のイゼッタ』#4「魔女の秘密 Das Geheimnis der Hexe」を観た。副題はなぜドイツ語なんだろう? と思ってエイルシュタット公国の元ネタとみられるオーストリアについて調べると,ドイツ語が公用語らしい。他にスロベニア語,ハンガリー語。世界史に詳しくないのでそれ以上はなんとも……。あっ,劇中で「現代」というワードが出てきたのが一番感動した。

 

Occultic;Nine-オカルティック・ナイン-』#2「運命を変える力なんて無いから」,#3「妄想だったのだろうか」を続けて観た。アフィブログ「キリキリバサラ」が空気だね。そこ頼みで物語を展開させるのは無理がありすぎるので,いやそれでいいという評価。位置づけは『涼宮ハルヒの憂鬱(小説:2003年,アニメ:2006年,2009年)の「SOS団ホームページ」みたいなもんだ,きっと。

 

ステラのまほう』#3「伝導アイテム」,#4「スキルアップ」を観た。本田珠輝の実家で合宿,本田珠輝とOG(テル?)・関あやめ弟との邂逅,という流れだったと思う。話にテーマ性があるので,美少女博物館として見やすくていい。『きんいろモザイク(漫画:2010年~,アニメ:2013年,2015年)みたいな関係性の変化に終始(しているように自分には思えた)するのではなく,主人公と部員と部全体が相互にリンクしあう形で段階的成長を見せていて,「同人ゲーム制作」という目標に通底しているからだろう。『きんモザ』のテーマってなんだったんだろう……。

 

魔法少女育成計画』#4「フレンドを増やそう!」を観た。リストラ競争はゲーム性があるので,駆け引きはあるだろ~と思ってたけど,実際そうなったので見ていて満足。情報の錯綜具合もいい。もっと撹乱したれ~。というかまた1人増えましたけど,あれですか,持続的な競争による人材開発というやつですか。ただし人は死ぬ。ひどい話ですええ。

 

灼熱の卓球娘』#2「譲れない場所」,#3「好きっ!!」,#4「タイクツな卓球」を続けて観た。上矢あがり(CV:田中美海)の台詞が入る#3の特殊OPは興奮した。EDも2番までのフルのようだった。上矢あがりの旋風こよりに対する敵対感がアウフヘーベンしていく展開には,多大な百合が感じられ,精神的に号泣してしまった。OPとEDは曲も映像も大変お気に入りなので飛ばさずに見ていて「やってくれたな!」という気持ちだった。

でまぁ,なんだろうな。熟練プレイヤーは一体何を考えているのかを,ああいった形で描き出そうとしているのかな。『ピンポン』(漫画:1996年~1997年,アニメ:2014年)は「あぁ,そうですか……」という気持ちで受け止めていたけど,本作はそうじゃなくて,もっとダイレクトな愛というか,卓球に対する精神的コミットメントを感じられるのがいいですね。『ピンポン』はよく分からないながらも登場人物たちの動機は理屈,理屈という感じで,本人的にはそれが正しいんだけど,あぁそうかい? という気持ちが残ってしまいがちだった。理解はできるけど共感はできないというやつ。本作は理解できないが共感はできるというやつ。

あと汗な。汗による服の透けはエロティックだけど,エロそのものでない。『ストライク・ウィッチーズ(小説:2006年,アニメ:2008年,2010年)はエロか? そうじゃないだろう。ただ,出雲(いつも)ほくと(CV:桑原由気)戦で,ほくとが落球を拾う際に球に汗が垂れるシーンがあって,それが要因で敗北するかと思いきやそんなことはなく。汗を利用した戦術もいつか登場すると面白いと思う。『テニスの王子様(漫画:1999年~2008年,2009年~,アニメ:2001年~2005年,2012年)には余裕で登場してそうだ。

 

今観ているアニメをまとめたら,2016年冬は次の17作を見ていることになる。

・終末のイゼッタ
・Occultic;Nine-オカルティック・ナイン-
ステラのまほう
魔法少女育成計画
灼熱の卓球娘
信長の忍び
・装神少女まとい
・CHEATING CRAFT
てーきゅう 第8期
響け!ユーフォニアム2(1期から)
競女!!!!!!!!
舟を編む
・ガーリッシュ ナンバー
・Lostrage incited WIXOSS
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
3月のライオン
・DRIFTERS

ただ,毎日1時間程度をアニメ観賞に当てるのも厳しいので,安定した視聴生活を送るのは難しいかもしれない。感想を書くのは楽しいので,観るには観ていくのだと思う。

 

2016-10-26(水)おわり。